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旅行

2016年9月イタリア

9月12-13日(月・火)

次女に成田まで送ってもらって、夜10時発つ。キャリアはトルコ航空。すべての座席のポケットに、通常の機内誌と同じぐらい分厚いクーデターの詳細をレポートしたパンフレットがあったのには驚いた。エルドアン大統領としては、いかに滞りなくクーデタを鎮圧したかをすべての外国人にアピールしたかったのだろう。イスタンブールに深夜到着。ヴェネチア行きのトランスファーでは、ゲイトが突然何のアナウンスもなく変わり、ほとんど端から端までという感じで20分も歩かなくてはならなくて驚いた。

13日朝9時頃VMP(ヴェネチア・マルコポーロ空港)に到着。本島に渡る乗り合い船Alilagunaの船着き場がわかりにくく、船も全然よくなかった。席に座ってしまうと何も見えないし、窓は汚れていてやっと開けられるところから辛うじて外を見られる感じで、爽快感もなく前回のヴェネチア入りの感動はなかった。

今回のベネチアの宿Ca’dei Poloにはすぐチェックインできてシャワーを浴びたりできたのはよかった。11時頃出発。ローマ広場でヴァポレットのバウチャーをチケットに交換しようとしたがうまくいかない。窓口に行ったらすぐ変えてくれた。2番の船でサンマルコ広場へ。サンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿を見てから広場のカフェでビールを飲んだ。戻ってホテルお勧めの近所のレストラン、La Rosa dei Venutiで食事。ムール貝とあさりのオリーブオイル煮、ミックスサラダ、ズッキーニのグリル、魚介のフリット、そしてもちろんプロセッコで80Eぐらい。それにプラスでカラフェでカベルネソーヴィニヨン。おいしくてお腹いっぱいでばバタンキューだった。

Alilagunaのボートから見たグランド・カナル

サン・マルコ広場

9月14日(水)

朝7時頃近所を散歩。ローマ広場からガラスの橋を渡って鉄道駅Ferroviaを見て、反対側の橋を渡って帰ってきた。朝食はテラスで。Continental だがパンとヨーグルトとフルーツがたくさんでおいしかった。

数軒先が私たちのホテル

ガラスの橋

10時頃観光に出発。ヴァポレットはリアルト橋で降りてみたが工事中で橋の上には何もなく、戻ってまたサンマルコ広場へ。ドゥカーレ宮殿と同じく予約券を買ってあったコッレール博物館 Museo Correrに行った。考古学博物館もマルチャーナ図書館もなんだか全部一緒くたになっていてよくわからなかった。高い飲み物覚悟でCafe Florianでお茶する。広場の端から遠目ながらサン・ジョルジョ・マッジョーレSan Giorgio Maggioreの美しい姿が見られた。それからジュデッカ島に渡って、これもパッラーディオ設計のイル・レデントーレ教会Il Redentoreを見学。ビザンチンの影響を受けたサンマルコなどとはまた違う清潔な美しさで感動した。

ホテルに戻って、夕食はホテルお勧めのAl Bacco Felice で。カプレーゼCaprese とメカジキSwordfishのサラダ、それにアンコウAnglerfishのグリル。Swordfish は酢漬けで酸っぱくて食べにくかったが、anglerfishはたいへん美味。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂

イル・レデントーレ教会

 

9月15日(木)

パラーディオ設計のVillaを見るツアー。これは日本から予約していったものである。9時にローマ広場に集合で、ガイドの白浜さんに出会う。本土terrafermaにはヴェネツィア貴族の屋敷が並んでいて世界遺産に指定されているという。今回見学のVilla Emo とVilla Barbaroもそのうちに数えられるのだろう。

どちらのVillaもヴェネチア本土の屋敷のような壮麗さはなくて、ヴェネチア貴族はまた農場主でもあったことがしのばれる素朴な造りである。壁のフレスコ画も、ギリシャ・ローマ神話や聖書に題材をとったものが多い反面、狩猟や家庭生活など当時の生活をしのばせるものも多く、なかには騙し絵風に犬がドアから覗いている様子もあったりする。Villa Barbaroを見ている頃から雨が激しくなって、傘なしで慌てて白浜さんの車にたどりついた。

Villa Emo